豊かな漁場
南房総の海
南房総の漁業は 多くの漁獲方法があり、まき網や定置網、あま、養殖、一本釣りなど様々です。
漁師は、夜明け前に出漁し、日が昇り多くの人が仕事に出る頃には漁を終えて漁港に戻ります。
入札に間に合うように帰港して漁獲物を魚種やサイズで分別し、市場に並べられます。
そして次の日の漁の為に、網の修繕や準備をします。
時間が早い為、漁を見ることはそう身近にありませんが、大海原で日の出と共に漁に立ち向かう姿は逞しいものです。
まき網
まき網漁業とは探知機やソナーを利用して魚の群れを見つけ、網で群れごと巻いて獲ります。水揚げが終わり港に帰るのは真夜中や朝になる事も。
アジやサバ、イワシなどを漁獲します。
定置網
定置網は海の中に囲いを作って、魚が入ってくるのを待ちます。
網の形や設置する場所・向きによっても水揚げに大きく影響がある為、魚師の腕の見せ所。イワシやサバ、アジ、鯛などが獲れます。
海女
「あま」は男の人を海士、女の人を海女と言い、南房総では乱獲を防いで資源を大切にする為にウエットスーツの着用を禁止している場所も多くあります。また禁漁期間などもあり、海の生態も大事にしており、春から夏にかけ、あわびやサザエなどが獲れます。
養殖
養殖では魚や海苔なども育てており、種を網につけ育苗をします。育った海苔は水揚げしその日のうちに加工します。
千葉県産の海苔りは「旨味」と豊かな「磯の香り」に高い評価を受けております。
活動
最近は魚の捌き方や食べ方を知らない子が多く、魚を触った事がない、魚の名前も知らないと言う話をよく耳にします。そこで地元には沢山の美味しい魚があるんだと言う事を知ってもらうため、漁業の体験や干物を作ったり捌き方を学べるイベントや体験学習など活動も行っております。